「空へと続く曲線が、心を解き放つ場所。」
設計において最も重視したのは、「クリニックという緊張感のある場所に、いかに心安らぐ『温度』を宿すか」ということです。
医療機関としての機能性を保ちつつ、患者様が自然とリラックスできるような工夫を随所に凝らしました。


受付カウンターから待合スペースへと繋がるこの「波」のような意匠は、視線を自然と中庭や空へと逃がし、空間に圧倒的な奥行きと開放感を与えます。
天井全体に木材を使用することで、診察を待つ間の不安を軽減し、優しく包み込まれるような安らぎを提供します。

待合室のどこに座っても、木々や空の変化を感じることができます。これは、待ち時間さえも「景色を愛でる時間」へと変えるための仕掛けです。
「ただ内科クリニック」は、単に病気を治す場所ではなく、「訪れるだけで心が少し軽くなる場所」を目指して設計しました。
自然光の移ろい、木の香りと温もり、そして視線が抜けていく心地よさ。
これらが一体となって、患者様やスタッフの方々を優しく包み込む「治癒の環境」となることを願っています。











