「風景を日常にする。」
この建築で追求したのは、「景観との対話」と「水平ラインが生む浮遊感」です。傾斜地や高台という立地特性を最大限に活かし、日常の中に圧倒的な開放感を取り込むことを主眼に置きました。

重厚なグレーの塊から、真っ白なフレームが空中に突き出すデザイン。この対比が、建物全体に軽やかさとモダンな躍動感を与えています。
白いフレームが「額縁」となり、周囲の視線を遮りながら空だけを切り取ります。守られた安心感の中で、圧倒的な開放感を享受できる構成です。

「都市の夜景を、日常の背景にする」
LDKにおいて最も重視したのは、バルコニー越しに広がるパノラマのような眺望です。サッシのラインを高く保ち、天井をバルコニーの軒先までフラットに繋げることで、室内にいながら街の灯りをダイレクトに感じられる設計にしました。
この家は、外に対しては「凛とした品格」を放ち、内に対しては「究極の開放感」を抱いています。
街の喧騒から切り離された高台のような安心感の中で、移ろう空の色や夜景を愉しむ。そんな「非日常」を日常に変えることが、この設計の最大の魅力です。















