「境界をなくし、緑と暮らす。ウチとソトが溶け合う住まい」
このお住まいは、「外との緩やかな繋がり」と「内なる静けさ」を両立させ、日々の暮らしに豊かな余白をもたらすことを目指して設計しました。

低く構えた水平ラインが特徴的な、モダンで落ち着きのある外観です。
最大の特徴は、ビルトインのガレージから玄関へと続くアプローチの途中に設けた「中庭」です。
天井を大胆に切り抜き、そこからシンボルツリーが空へと伸びる設計にしました。
車を降りてから家に入るまでの短い時間に、季節の移ろいや空の青さを感じられる、情緒的なおもてなしの空間です。

一歩室内に足を踏み入れると、外観のクローズドな印象からは想像できないほどの開放的な大空間が広がります。
リビングの奥には、天井近くまで達する大きな木枠のガラス窓を配置。
視線がそのまま外のウッドデッキ、そして豊かな緑へとストレートに抜けるため、実際の面積以上の広がりを感じさせます。天気の良い日には、窓を開け放つことでリビングとデッキが一体化します。

リビング部分はダイナミックな勾配天井とし、上部に高窓(ハイサイドライト)を設置しました。
これにより、一日を通して安定した自然光が空間全体をやわらかく満たします。

外からの視線を気にせず、大きな窓を開け放って季節の移ろいを愉しむ。このお住まいには、心からリラックスできる平穏な時間が流れています。
単に美しい家を建てることではなく、そこで紡がれる日々の暮らしそのものを豊かに彩ること、それこそが私たちがこの建築に込めた一番の想いです。

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